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23日夜、南アフリカで華南トラのオスの赤ちゃんが誕生。父、母ともに中国生まれで、野生化訓練を受けるため南アフリカに連れて来られた。華南トラが中国以外の場所で繁殖に成功するのは初めて。写真は今年4月、訓練のためアフリカに送られる雄。
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2007年11月25日、新華社ネットの報道によると今月23日夜、絶滅危惧種に指定されている華南トラのオスの赤ちゃんが南アフリカで無事誕生した。華南トラが中国以外の場所で繁殖に成功するのは初めて。
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生まれた赤ちゃんは体重1.2キロ。とても元気で、お腹がすくと大きな声で鳴いている。父トラと母トラはどちらも中国の動物園生まれで、野生化訓練を受けるためアフリカにやってきた。母トラは育児に積極的な様子を見せているという。華南トラ野生化訓練支援団体の全莉(チュエン・リー)代表は、「この繁殖成功は華南トラ野生化訓練の成功を証明するもの」と話している。
2002年に始まったこの訓練計画ですでに4頭のトラが南アフリカに送られた。トラたちはカモシカやレイヨウなどが多く生息する自然公園に放され、徐々に本能を目覚めさせており、自力で狩りをしながら生活している。今回誕生した赤ちゃんトラも、そのほかのトラたちとともに野生化訓練を受け、十分な能力が備わったとみなされた時点で中国に戻され自然に放される計画だ。(翻訳・編集/BA)
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