米大リーグの夢追う韓国・李大浩選手、ソフトバンク残留断り「最後のチャンス」と挑戦

Record China    2016年2月28日(日) 18時30分

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ソフトバンクホークスなどで活躍した韓国の李大浩選手が「最後のチャンス」と米大リーグに挑戦している。資料写真。

2016年2月27日、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスなどで活躍した韓国の李大浩(イ・デホ)選手(33)が米大リーグMLB)に挑戦している。ソフトバンクからは年俸5億円(推定)の高条件で残留を求められたが、断ってシアトルマリナーズに入団。「最後のチャンス」と夢を追っている。

李選手は釜山出身。韓国プロ野球のロッテジャイアンツなどを経て12年、オリックスバファローズと契約し、14年にソフトバンクに移った。昨シーズンは打率2割8分2厘、31本塁打、98打点と活躍してパリーグ連覇に貢献した。

セリーグの覇者ヤクルトスワローズとの日本シリーズではチームを日本一に導き、韓国人選手初の最高殊勲選手(MVP)になった。シリーズ終了後に行われた野球の国際大会「プレミア12」には韓国代表チームの一員として参加。日本との準決勝では逆転打を放ち、優勝を目指していた「侍ジャパン」に引導を渡した。日本では計4シーズンで通算570試合に出場し、打率2割9分3厘、98本塁打、348打点の成績を残している。

韓国メディアによると、李選手は米国行きについて「もう30代半ばになった。野球選手なら誰でも抱く米大リーグという夢に最後に挑戦したい」と説明。MLBでの評価が必ずしも高くないことに関しては「試験を受けるつもりでやる」などと語った。

岩隈久志投手と青木宣親外野手が所属しているマリナーズとは、MLBのベンチ入りが保証されていないマイナー契約で、契約期間は1年。メジャーに昇格した場合の年俸は400万ドル(約4億5千万円)という。李選手は25日から米アリゾナ州で始まったマリナーズの春季キャンプに招待選手として参加。チームの構想では一塁手兼指名打者で、まずは同僚との競争に挑んでいる。

MLB公式サイトは19日、李選手について「約50パウンド(約23キロ)の減量に成功した」と紹介した。昨季の公式データでは体重130キロ。本人の意気込みをうかがわせる数字だが、夢が実現するかどうか、答えは間もなく出る。(編集/日向)

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