Record China 2015年12月29日(火) 15時10分
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2015年の中国の出来事を振り返る「中国10大ニュース」。3本目は映画ドラえもんの中国でのヒット。写真は映画のポスター。
2015年の中国の出来事を振り返る「中国10大ニュース」。3本目は映画ドラえもんの中国でのヒット。
5月28日、中国で映画「STAND BY ME ドラえもん」が封切られた。日中関係の悪化などから、中国で上映される日本映画としては3年ぶりの作品となったが、上映4日間の興行収入が2億3700万元(約47億5000万円)に上り、中国本土で上映された日本映画の興行収入記録を更新する大ヒットとなった。なお、香港では2月に公開され、旧正月時期の映画で興行収入ランキング1位となっている。
中国メディア・武漢晩報は、中国でドラえもんが受け入れられた理由について、一人っ子世代の心情と合致したことを挙げる。「ドラえもんに登場するキャラクターの多くは一人っ子。中国の一人っ子たちも、作中の登場人物と同じようにさまざまな問題や悩みを抱えていたが、それを相談できる人が身の回りにいなかった。そこへ優しくて可愛く、不思議な力を持ったドラえもんが現れた。ドラえもんはまさに、一人っ子世代の理想的な友人だった」としている。
また、9月3日は中国・北京で「抗日戦争勝利70周年記念」の軍事パレードが行われた日であるが、この日は奇しくもドラえもんの誕生日。反日のコメントがあふれてもおかしくない状況で、ネットユーザーからは、「ドラえもんが生まれるのはまだまだ先だけど、私たちと一緒に美しい過去を過ごしてくれた」「確かに3日は中国人にとって特別な日だけど、ドラえもんからはたくさんの力をもらった。だから誕生日を祝福するよ」「ドラえもんと抗日戦争は別問題。今の日本人が中国に与えている影響や漫画、アニメについても語るべきだ」といった声が寄せられ、改めてドラえもんの中国での人気を示すこととなった。(編集/北田)
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