インド高速鉄道に日本の新幹線が採用、「中国けん制したい米国世論の希望通り」―独紙

Record China    2015年12月15日(火) 21時50分

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15日、新華網によると、独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングはインドの高速鉄道計画に日本の新幹線方式が採用されたことを受け、「米国人の望み通りになった」と指摘する記事を掲載した。写真は新幹線。

2015年12月15日、新華網によると、独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)はインドの高速鉄道計画に日本の新幹線方式が採用されたことを受け、「米国人の望み通りになった」と指摘する記事を掲載した。

インド初の高速鉄道となるこのプロジェクトは、ムンバイと約500キロ離れたアーメダバードを結ぶというもの。記事はインドネシアの高速鉄道をめぐる受注競争で日本が中国に敗れたことに言及し、「今回の受注によって日本の技術は名声を勝ち取った」と指摘、さらに「インド政府にとっては現代化を推進するという姿勢を証明したことになる」との見方を示した。

その上で、「日印の今回の合意は米国人の希望に沿うもの」とし、その理由として「米国世論は中国をけん制するために、日本、インド、オーストラリアといったアジア太平洋地域の民主大国が協力関係を一層深めることを期待している」と説明。さらに、「日本とインドの貿易額は日中貿易の5%程度。中印貿易の4分の1にも満たない」「現在、日本の対印投資はインドが受け入れた直接投資額全体の7%」とのデータを並べ、「日印首脳は昨年、5年以内の直接投資倍増で合意している」と、日印の提携が今後さらに拡大する余地を指摘した。(翻訳・編集/野谷

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