2015年12月10日、オーストラリアの華字メディア・澳洲網は、中国人の爆買いの影響で、オーストラリアの小売業が中国語を習得した人材を求める傾向にあると伝えた。

シドニーやメルボルンなどにある商店では、爆買いするアジア系の客を見かけることがすでに珍しくない。中でも、オーストラリアを訪れる中国人観光客は増加傾向で、同国の観光地のみならず、ショッピングも中国人をひきつける要素の1つという。同じ高級品でも中国よりオーストラリアの方が安いことが多く、偽物を買わされる心配もないため中国人に人気を集めている。

一方で、中国人観光客は中国語のサービスを必要としているため、サービスを提供できなければ中国人観光客を獲得できない可能性が大きい。そのため現地の小売業では中国語を習得したスタッフを積極的に採用しており、中国語ができるオーストラリア人求職者にとって小売業が新たな職場となっている。中国語を習得した人材の需要は今後も増加するとみられている。（翻訳・編集/内山）