2015年7月12日、韓国・朝鮮日報によると、中国最大のポータルサイト百度（バイドゥ）で、ハングルを生み出した世宗大王など韓国の偉人が「朝鮮族」と紹介されていることが分かり、中韓のネットユーザーから疑問の声が上がっている。

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問題のページは、人物の情報を提供する「百度百科」。世宗大王や李舜臣（イ・スンシン）など韓国の歴史上の偉人のほか、朴槿恵（パク・クネ）大統領など歴代の大統領、そして韓流スターのPSY（サイ）まで、皆「民族」欄に「朝鮮族」と記載されている。一方、「朝鮮族」の説明では「韓国人、北朝鮮人、海外在住の韓国人は『朝鮮族』とは自称しない」としている。

これについて、「朝鮮族は中国籍の人を指すもので、韓国の大統領が朝鮮族なんてとんでもない」など、中国のネットユーザーから指摘があったほか、一部では中国当局による歴史歪曲（わいきょく）の一環ではないか、との声も挙がっている。韓国のネットユーザーも多数のコメントを寄せた。

「朝鮮族は中国人だ」

「それなら毛沢東は日本人で、安倍首相はモンゴル人か？」

「高句麗は中国の歴史、チンギス・ハンを中国人と主張する中国人のことだから、驚きもしない」

「中国人の論理自体が嫌いだ」

「韓国も徹底した対応が必要だ。いつか、内モンゴルやチベットのようになりかねない」

「中国は韓国を丸のみするつもりだ」

「日本の歴史歪曲には、国じゅうで大騒ぎになるのに、中国の歴史歪曲には関心が低い。韓国は中国の精神的植民地という言葉は、まったく根拠がないわけではない」

「韓国が弱いから、みんなそろってこんなことをしてくる」

「中国が本性を現したか？」

「考えてみたら、中国は日本と同じくらい歴史を歪曲する国だ」

「中国は中華思想から、どうやっても過去の栄光を取り返そうとしている。軍国主義に戻ろうとする日本と変わらないな」（翻訳・編集/和氣）