「荒唐無稽な抗日神ドラマ」で歴史を穢すことは許されない―中国紙

Record China    2015年6月1日(月) 13時19分

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27日、今年は中国人民抗日戦争および世界反ファシスト戦争勝利70周年にあたる。写真は抗日ドラマの撮影現場。

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2015年5月27日、今年は中国人民抗日戦争および世界反ファシスト戦争勝利70周年にあたる。70年という歳月は、長いといえば長いが、長くないと言えば長くはない。我々の歴史に深く刻まれたあの戦争を次第に忘れかけている人々がいる一方、コマーシャリズムが専横する中、視聴者から「抗日神ドラマ」(荒唐無稽な抗日神ドラマ)と呼ばれる抗日戦争を題材にしたドラマが頻繁に制作されてもいる。これらの抗日ドラマは、間違った歴史認識や混乱した描写やプロット、でたらめなストーリーや設定、誇張された人物のキャラクター、常軌を逸したセリフなどで、人類の災禍を消費している。人民日報が伝えた。

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いわゆる「抗日戦争ドラマ」のストーリーは、歴史的な真実を顧みず、厳粛な態度や史料によるしっかりとした時代考証も一般的に欠けており、抗日戦争期の歴史的常識や時代の特徴に対し憶測やねつ造が当然のように行なわれている。軽く言えば、愚かで無知、重く言えば、歴史を捻じ曲げ、英霊を冒涜するものだ。

「抗日神ドラマ」は現在の一部の脚本家・作家のプロ意識の欠如やコモンモラルの低下傾向を表している。また、投資・制作者はビジネス上の利益の最大化を実現させるため、原則を全く無視して、抗日ドラマの枠組みの中に、いわゆる「見所」や「衝撃度」「突っ込み所」といった要素だけを取り入れ、悪びれずに自虐的なプロモーションを推進することで、視聴者の注意を引くと同時に視聴者数を拡大させ、視聴率をさらに高める効果を得ようとしている。

芸術は想像の翼を広げてもいいが、必ず地に足が着いていなければならない。歴史を題材にしたテレビ・映画の制作は民族の尊厳や歴史の正しい気風を維持することを自覚するべきであり、思想の品格や芸術の気持ちを堅持し、現実主義やロマン主義的な精神を以て、この偉大な歴史の過程を脚本に書き、社会的公益性や経済的公益性を併せ持った素晴らしい作品で英霊の魂を鎮め、歴史を銘記するべきだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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